【ハンニバル・ライジング】ネタバレ結末を徹底解説!あらすじ・伏線についてもまとめます

「ハンニバルライジングは」2007年に公開された映画です。ハンニバルシリーズの4作目という最後の作品ですが、時系列では一番最初の物語となっています。時系列順で並べると「ハンニバルライジング」→「レッドドラゴン」→「羊たちの沈黙」→「ハンニバル」の順。ハンニバルシリーズ最初の物語ということもあって、ハンニバルが主役で、ハンニバル自身の生い立ちの物語となっています。 ここでは「なぜハンニバルは狂人、食人鬼となったのか?」「なぜハンニバルは解剖、医学の知識を持ってるのか?」「後の3作品につながる部分はあるのか?」など、ハンニバルシリーズをもっと詳しく知りたい方に役立つ情報を紹介していきます。

  • 本編のあらすじ解説(感想や考察を含む)
  • 登場人物紹介
  • ハンニバルライジングの見どころは?

など「ハンニバルライジングはもちろん、ハンニバルシリーズがもっと楽しくなるような情報が満載です。 悪役として全米1位の人気を獲ったことのあるハンニバル。その出生の物語はハンニバルの復讐の物語です。ハンニバルはシリーズを通して「夢」の話を多くします。「夢に出てくるか?」と問いかけるシーンが非常に多いです。ハンニバルも辛い過去のトラウマを夢に見ていました。

「ハンニバルライジング」あらすじ

ここではハンニバルライジングのあらすじを紹介していきます。

東部前線が激化、ハンニバル家への被害

舞台は1994年のリトアニアです。第二次世界大戦の後期となっており、空襲の頻度が多い時期でした。ハンニバルは裕福な貴族の生まれで、両親と妹・ミーシャと共にレクター城で暮らしています。空襲がひどくなってきたのでレクター一家は、家財をもって山奥の隠れ家へと非難をしました。そこへ、ソ連軍の戦車がやってきます。ソ連軍からの要求は「水の補給」です。ハンニバルとミーシャは玄関先から両親とソ連軍を眺めていました。ソ連軍が水の補給を始めようとすると、空へドイツ軍の戦闘機が現れます。レクター一家を巻き込んだ激しい銃撃戦が始まってしまい、ハンニバルとミーシャ以外全滅してしまいます。 ハンニバルとミーシャはそのまま隠れ家で暮らしています。そこへ偶然やってくるのが、リトアニアを裏切った男たちです。ソ連軍が道路を封鎖していることや、極寒の地域だったこともあり、ミーシャを人質に取って、しばらく滞在する男たち。横暴な男たちは食料を求めて言い争っています。その飢えた狼のような目の先には、ハンニバルとミーシャがいました……

戦争孤児となったハンニバル

舞台は飛んで8年後、リトアニアはソ連軍の支配化に置かれています。かつての豪邸であるレクター城は戦争孤児の収容所として使われていました。ハンニバルもレクター城に収容されています。ハンニバルは8年前の記憶から、手紙の束を見つけ出して、叔父の住所を割り出し向かいます。叔父の家に着いたハンニバルですが、叔父はちょうど1年前に他界していました。叔父の家にいるのは結婚相手の日本人女性・ムラサキだけです。ともに戦争での被害者であるため、ムラサキはハンニバルを迎え入れてくれます。 ハンニバルは、ムラサキと共に市場に出かけます。そこでムラサキに対して侮辱の言葉を浴びせたのが肉屋のポール・モマンです。「日本人女」「あそこが横についている」などの言葉を浴びせますが、ムラサキはたいして相手にしません。しかし憤慨したのがハンニバルです。その場で肉屋に殴り掛かり、乱闘騒ぎとなります。 その後、ポールが一人で釣りをしているところを襲撃して殺害します。ポールが釣っていた鯉は食事としていただき、ポールの首はムラサキへの手土産として、先祖を祭る場所に飾ります。捜査官のポピール警視は、市場での乱闘騒ぎの一件から、ハンニバルの犯行を疑います。署まで連行してウソ発見器にかけますが、全くの無反応。その間にムラサキがポールの首を広場の中央に置き去ります。おかげでハンニバルの疑いは晴れますが、ポピール警視はハンニバルを要注意人物として、記憶しておきます。

幼いころの記憶を取り戻す

ハンニバルは最年少で医学校に実務奨励生として入学します。ムラサキも叔父の家を手放す必要があり、二人でフランスのパリに引っ越しを行います。実務奨励生というのは、学校の仕事を手伝うことで学費が無料になる学生の事で、ハンニバルは聖マリー医学校の解剖室を任されていました。ある日、仕事をしているとポピール警視が容疑者ルイに対して自白剤を使用しているところに遭遇します。 幼いころの確かな記憶を取り戻したかったハンニバルは、自白剤を持ち出して自分に使用します。自白剤のおかげで、「ミーシャが5人の男に食べられたこと」「隠れ家生活の最後は空爆だったこと」「空爆で一人の男が死んで、その男のバックに全員の認識票が入っていたこと」を思い出すハンニバル。ソ連国境を越えて当時の隠れ家に向かいます。パスポートを見せて国境を超えるハンニバルですが、その際、入管局の軍人が復讐相手1人・ドートリッヒでした。

ハンニバルの復讐劇がはじまる

ドートリッヒはハンニバルの存在を思い出します。ハンニバルに過去を暴かれると厄介なので、後をつけるドートリッヒ。ハンニバルは隠れ家で、全員の認識票の回収に成功します。奇襲をかけるドートリッヒでしたが、返り討ちに会い捕獲されます。ハンニバルは、ドートリッヒにほかのメンバーの情報を吐かせた後、縄で締め上げて殺し、頬肉を食しました。 フランスに戻ったハンニバルはムラサキに復讐をすることを報告しました。心配するムラサキを連れて、2番目のターゲットのコルナスのもとへ向かいます。コルナスは料理店を営んでいて、結婚していて娘もいました。客として来店したハンニバルは、コルナスの娘と接触します。コルナスの娘の腕には、なんとミーシャのブレスレットがつけられています。ハンニバルはコルナスの娘の服に金属でできた認識票を挟ませました。復讐の決行合図です。 認識票に気付いたコルナスは、残りのメンバーであるミルコとグルータスと会います。ドートリッヒからハンニバルの写真を手に入れていたことや、ドートリッヒが殺されたことを知っていたグルータスは、ミルコにハンニバルの殺害を命じます。

ハンニバルとポピール警視

ミルコもハンニバルに返り討ちに会います。グルータスの居場所を吐かせた後、ホルマリンのプールで溺死させ、その後、焼いて頬肉を食しました。ミルコを溺死させている最中に、ポピール警視が会いに来ます。ポピール警視は「ハンニバルの家にあった復讐相手の似顔絵」「認識票」「ドートリッヒの一件」を関連付けて、ハンニバルに「フランスで人を殺したらギロチンだ」と言いに来たのです。また、ハンニバルの復讐相手であるグルータスは大悪党で、ポピール警視も追っていました。手がかりが欲しいポピール警視は、ハンニバルに昔の話をするように要求します。 昔の事をポピール警視に伝えたハンニバル。しかし自分が犯した殺人や復讐の事は一切話しません。ポピール警視はそんなハンニバルを「人間でなく化け物」と称し、グルータスを逮捕した後は、ハンニバルを逮捕すると仕事仲間に言います。

復讐完了

一度グルータス宅へ突撃するハンニバルですが、失敗してしまいます。その後グルータスはムラサキを人質に取ります。解放条件は認識票を指定の場所で渡すことです。先にコルナスを手早くナイフで殺害して、グルータスの居場所を吐かせ、直接グルータスの場所へ向かいます。 グルータスは船に乗っていました。乗り込んでくるハンニバル。ムラサキも一緒にいます。グルータスを戦闘不能にして、ムラサキを外へ逃がすハンニバル。そのままグルータスの頬を生きたまま食します。外から見ていたムラサキですが、ハンニバルとグルータスの乗っている船が爆発してしまいました。ハンニバルの安否はわかりません。 その後… カナダにハンニバルが現れます。最後の復讐相手の一人を始末して車で去っていきます。

「ハンニバルライジング」登場人物

ここではハンニバルライジングの登場人物を紹介していきます。

ハンニバル・レクター/ギャスパー・ウリエル

シリーズを通して登場するメインキャラクターです。食人を行う癖がありますが、幼少期に妹を食べられ、自分も食べてしまったことが原因。頭脳も明晰で、史上最年少で医学校に入学しています。闘いや勘も鋭く、今作では不意打ちを仕掛けてきた二人も返り討ちに成功しました。 十代の学生とは思えないほど冷静沈着で、ポピール警視に「化け物」と呼ばれます。

レディ・ムラサキ/コン・リー

ハンニバルの叔父の婚約相手の日本人です。自身も広島の原爆で家族を失っていることから、同じく戦争で家族を失っていたハンニバルに深く同情し、快く迎え入れます。ハンニバルに剣術の手ほどきをしたり、ポピール警視から匿ってくれたりと全面的にハンニバルの味方です。ハンニバルの復讐を止めようとしますが、叶いませんでした。

グルータス/リス・エヴァンス

ハンニバルの復讐相手で、妹を食べた男たちのリーダーです。グルータスはユダヤ教司祭の首を切って、ロマの子供たちを銃殺た挙句、戦後の裁判にかけられた際には証人に硫酸を飲ませて口封じを行っていました。戦争犯罪人として警察から追われている悪党です。 ハンニバルに対して唯一、精神的にも肉体的にもダメージを与えた人物でした。最後は生きたまま頬肉をむさぼられます。

ポピール警視/ドミニク・ウェスト

ポールの一件からハンニバルを要注意人物としてみている警視です。グルータスを捕まえた後はハンニバルを逮捕すると言っていました。ハンニバルを「化け物」と称しており、逮捕しなければ更なる被害が拡大すると踏んでいたようです。 ハンニバルといがみ合っていたかのように見えますが、自分も戦争の被害者ということもあり、純粋な刑事心からハンニバルを捕まえようとしていました。その証拠に「裁判にかけられれば、医者が心神喪失とでも言ってくれるさ」と言っています。ハンニバルを死刑にしようとは考えていなかったようです。

ミーシャ・レクター/ヘレナ=リア・タコヴシュカ

ハンニバルの妹で、トラウマ、食人の元凶となった人物です。ハンニバルと一緒に隠れ家にいましたが、グルータス率いる男たちに食べられてしまいます。ハンニバルはミーシャを溺愛していたようで、今作の冒頭では、地面にMの字を書き「ミーシャのM」といって楽しそうに話していました。

「ハンニバルライジング」徹底考察!シリーズに関わる伏線について

妹が食べられたのが食人の始まり?

今後の作品で人を食らう殺人鬼として登場するハンニバルですが、間違いなく妹ミーシャが食されたことによるトラウマが原因です。第二次世界大戦の東部前線では、生き残るために食人が行われていました。 しかしレクター家は裕福な貴族でしたので、好んで人を食べたりはしないでしょう。妹が食べられてので、復讐の為に相手を食べる。その結果、殺す相手は食べてしまうという殺人鬼が出来上がってしまいました。

ハンニバルの片鱗がいくつか見える

「羊たちの沈黙」や「レッドドラゴン」では多彩な才能を見せるハンニバルですが、やはり幼いころに身に着けたものが多いです。 ・音楽に対する知識が豊富→名門貴族の生まれで芸術に強い ・絵が素晴らしいほど上手い→復讐相手の似顔絵が上手い ・解剖や医学の知識が豊富→医学校生で解剖の仕事を行う ・どんな時でも冷静沈着→初めての殺人でもウソ発見器にかからない ポピール警視は「人間としてのハンニバルは、雪の中で妹ともに死んだ」と言っています。殺人を犯してもまったく同様しないのは、人間としてハンニバルは死んでいるからかもしれません。

なぜハンニバルはコルナスの家に先に向かったか?

ムラサキが人質に取られてしまったハンニバルですが、取引場所には行かずにコルナスの家に向かいました。復讐を優先したかに思われますが、ムラサキを助け出そうとして向かったようです。 ムラサキは電話越しでコルナスの店にいるコマドリのゲージを揺らします。電話越しにコマドリの鳴き声を聞いたハンニバルはムラサキの居場所がコルナスの店だと考えました。以前コルナスを偵察する際に、ムラサキと二人でコルナスの店に行き、コマドリの話をしていたからです。 コルナスが店に着くと、暗闇の中ワインを飲みながらハンニバルが待っています。ムラサキが居ないことを知ったハンニバルは、グルータスの居場所を聞いたほうが早いと思ったのでしょう。

「ハンニバルライジング」ネタバレ結末まとめ

ハンニバルが復讐相手を一人、また一人と殺害していく様は、アンソニーホプキンス演じるハンニバルを彷彿とさせます。さらに殺害した後は頬肉を食べているのも衝撃的で印象に残るシーンです。 時系列には最初の物語ということもあり、ハンニバルが殺されてしまう可能性はゼロですので、ハラハラ感はありません。しかしそれを補って余りある衝撃映像と、狂気さで溢れています。 今作でハンニバルシリーズは終結しますが、ハンニバルシリーズの楽しみ方はまだまだ残っています。海外ドラマ「ハンニバル」を観るのもよし、時系列順に観直すのもよしです。ここでは最後にハンニバルライジングでの注目ポイントをまとめていきます。

  • 最初は復讐の為に人を食らっていた
  • 頬肉がどんな動物でも一番美味いと聞いて、頬肉を食べている(食事を楽しんでいる)
  • ハンニバルは完全な異常者(猟奇殺人者の心理が分かる)

時系列的には次の物語「レッドドラゴン」では完全に食人を楽しんでいます。ハンニバルは一体どこから食人を楽しみだしたのでしょう。また、客人も人肉を普通に食べていることから、本当に美味しいのかもしれません…

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